新潟で働く人のためのマーケティング ブログ

こだわりとストーリーが心を動かす

2014年9月19日(金)午前8時、Appleの新製品「iPhone6」が発売されました。
予約開始から24時間で400万台の予約があり、東京のApple直営店では1,000人が行列を作り、早い人は3日前から並んでいたようです。

iPhoneがこれだけ人を魅了するのは、多彩な機能と洗練されたデザインはもちろんですが、そこに対するAppleのこだわりが感じられるからではないでしょうか。また、AppleのWEBサイトでは、iPhoneの誕生秘話が語られた動画があります。こういった誕生までのストーリーに心を動かされる人も少なくないのではないでしょうか。

話は少し変わりますが、ラーメン屋を経営していた知人から、広告を全くせずに開店初日から行列を作ったラーメン屋がある、という話を聞きました。

都心から少し離れたところに、「〇月〇日開店」と書かれたラーメン屋さんができたそうです。店主が開店に向けた準備をしており、お店の周りには美味しそうな匂いが漂っていました。しかし、開店の日が来てもお店は閉まっています。店主が自分で作ったラーメンスープの味に納得できなかったので開店を先送りにしたとのことです。

しばらくすると、また「〇月〇日開店」と更新された開店日が掲げられました。しかし開店日が来てもお店は開きませんでした。やはり今回も、スープに納得できなかったようです。そういった開店の先送りを3度繰り返して、ようやくそのラーメン屋さんはオープンしました。初日は開店時間前から店の前に行列が出来ていたそうです。

開店前にラーメン屋さんの近くを通った人たちの中で、「これだけ美味しそうな匂いがするのに、味に納得できないからお店を開かないなんて、相当のこだわりがあるに違いない」と評判になり、開店初日から行列を作ったそうです。

このラーメン屋さんも、自分が作っているものに対するこだわりや、それにまつわるストーリーが匂いや開店日の延長を通じて伝わり、お客様の心を動かしました。

皆様の扱う商品やサービスも、背景にこだわりやストーリーが隠れているのではないでしょうか。自分たちのこだわりやストーリーは何で、それをどうやったらお客様に伝えられるのか、改めて考えて頂くきっかけになればと思います。

ラーメンの話題にちなんで、今週末9月27日・28日の土日に開催される素敵な企画をご紹介します。当社とお付き合いのあるパティオさん(上越市)でらーめんフェアを開催します!ラーメンがお好きな方にはたまらない企画になっておりますので、ご興味がある方は是非ぜひ行ってみてください!

<ご紹介動画>
http://youtu.be/42wtR-BEkMc


グローカルマーケティング株式会社  遠藤 頑太
キャプチャ
”モンスト”をご存じですか?

つい先日のこと。友人からLINEメッセージが届きました。
「モンスト一緒にやらない?ひっぱるだけのカンタン操作で楽しいよ!http://…」

最近よく見るSNSのメッセージ機能から届くスマホゲームに誘う定形文。普段なら気にしないところですが、時間があったことと、最近CMでも友人の会話の中でもよく聞く”モンスト”だったことも手伝って、URLをクリックしてみました。

そのままゲームをインストールして何度かモンストの特徴である、”引っ張って離す”ゲームを体験し、ルールがわからないままアプリを閉じました。(私はゲームが苦手なので・・・)

それから何日かしてその友人に「なんでそんなにモンストにハマってるん?」と聞いたところ、「みんなで(友人とゲームの中で)一緒に戦いに行けるからおもしろいんだよ」と言っていました。

そこで”モンスト”について調べてみました。スマホ向けゲームモンスターストライク通称”モンスト”は昨年秋にリリースしてから世界累計利用者数1300万人を突破し、今もなおアプリのダウンロードランキングで上位の大人気ゲームです。

ひとりでゲームをするだけでなく、友達とタッグを組んでゲームをすすめていくこともできるため、利用者は会社や学校で集まってゲームを楽しんでいるらしく、久しぶりに集まった親戚とトランプゲームをするような楽しさと懐かしさが受け入れられやすい要因になっているそうです。

このヒットゲームを生み出したのはかつてSNSで一世を風靡した株式会社ミクシィです。時代はmixiからfacebookやTwitterブームへと変わり、ここ数年mixiの利用者は減る一方。2013年に上場後初めて赤字に転落してしまいました。

モンストが生まれたのはある社員が提出した事業プラン。その事業プランをもとに開発メンバー4名をSNS組織から引き離し、社内の会議室に缶詰状態にし、開発に集中させたそうです。

そのときのメンバーの一人、現在の代表取締役森田仁基さんがある雑誌で「素早くピボットするには、既存メンバーが未経験の分野にチャレンジしなければならない。今回はメンバーの一人ひとりの変わる力が、会社の変わる力につながったと思います。」と言っていました。

顧客ニーズの多様化、流行の高速化、IT発展の進化に対応しながら、事業を続けていく上で、変わらなければいけないタイミングがある。

自社を守るために今まで取り組んでいなかった新しいことに実践してみる勇気が、必要な時代なのかもしれません。


グローカルマーケティング株式会社  玉木 南
「和食」文化の保護・継承プロジェクト Washoku JAPAN_2
先日県内のある酒蔵さんが海外輸出を始めたという話を聞きました。
数年前から日本の食品の海外からの評価が高くなってきていることは何となく肌で感じていましたが、身近な地元で話を聞くと益々現実味を感じます。

こういった流れは、インターネット通販でも同様で、外国からの需要が増してきているようです。
2014年3月日本貿易振興機構(ジェトロ)から報告されている調査レポート「海外向けインターネットを使った食品の販売状況 」では、現在は海外在住の日本人が主要顧客層だが、最近では、アジア圏の富裕層、欧米およびアジアの小規模小売店、飲食店においても小口需要が伸びていて、以下のような商品が有望市場と見られています。

・安心、安全、品質のニーズが高い食品(生鮮品、子供向け食品、等)
・日本の特産物、独自の食文化による日本の加工食品・調味料
・現地での流通量が少なく、直接日本から購入するニーズのある食品
※調査レポート
ジェトロより
http://www.jetro.go.jp/world/asia/hk/reports/07001707

2013年12月に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、世界から日本食に関する注目度も高まっています。日本リサーチセンターが実施した日本人が考える和食についての調査では「ヘルシー」「体に良い」「素材の味を生かして食べられる」と良いイメージを持たれている人が多く、「洋食よりも和食が好き」と回答した人は約7割という結果が出ていました。
また、和食は外食よりも家庭料理として食べられることが多いとのことです。

個人的な意見としては、最近は日本食離れが進んでいる印象があったので、意外な結果でもあり、とても安心しました。
※調査レポート
日本リサーチセンターより
http://www.nrc.co.jp/report/140217.html

ここ数日、県内を車で移動していると稲刈りの様子を多く目にするようになりました。
新潟は、海も山もある自然に恵まれた地域で、食の宝庫だと思います。
日本の和食を新潟からもどんどん世界へ発信できるようなれば、新潟がもっともっと活性化します。

「新潟のいいモノが売れる」そんな地域の実現を目指してマーケティング(売れる仕組みづくり)を考えて行きたいと思います。


グローカルマーケティング株式会社  渡辺 護