新潟で働く人のためのマーケティング ブログ

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先日、新潟市で行われたアニメイベント「がたふぇす」の中で興味深い取り組みがありましたのでご紹介したいと思います。
古町5番町商店街が行った「萌えキャラプロジェクト」です。

これは商店街にある店舗・商品をイメージした美少女キャラクターを作成し、そのキャラクターのパネルを店頭に設置したり、
指定された商品を購入すると萌えキャラのカードが貰えるという取り組みです。

※実際の写真はこちら
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萌えキャラという付加価値を付けることで、集まったお客さんに興味を持ってもらい、商品の購入に繋げようという狙いです。
ちなみに全店舗のカードを集めるとレアカードが貰えるというコレクター心をくすぐるサービスでもあったようです。

この取り組みはテレビでも取り上げられ、大きな反響がありました。
今後はこれを商品化する動きもあるようです。

こういった商品の擬人化については大手企業でもちょっとしたブームになっており、「雪印コーヒー」や「CCレモン」などが擬人化したキャラクターを募集するキャンペーンを行っております。

http://www.yukicocp.com/
http://www.suntory.co.jp/softdrink/spcontents/pixiv/

自社の商品に萌えキャラを付けるなんて...と抵抗がある方もいるかもしれません。
マーケティングでは商品そのものを売る方法を「プロダクト・セリング(製品志向型販売)」、付加価値やその商品のサービスで得られる成果や体験を売る方法を「バリューセリング(価値訴求型販売)」と言います。

書籍「100円のコーラを1000円で売る方法」に分かりやすい事例がありましたのでご紹介します。
たとえば1本のコーラを売る場合、プロダクトセリングの考え方では、販売場所はたくさん人が訪れるスーパーマーケットなどになる。
となると同業他社も多く、価格競争に巻き込まれてしまう。
本来100円で販売するはずのコーラを数十円程度で提供しなくてはならない場合も出てきます。

一方、バリューセリングは、高級ホテルなどを販売場所に選び、心地よい環境で最高の状態で飲む“体験”の提供を目的にする。
つまりコーラを安く売るのではなく、付加価値を加えることに力を注ぎます。
だからこそ同じ商品でありながら、高級ホテルでは1000円でも売ることができるのです。

日本の企業はどうしてもプロダクト・セリングに偏ってしまいますが、競合が多く、製品の差別化が難しい市場では「バリューセリング」を基準とした販売方法を考えてみるのも良いかもしれません。

グローカルマーケティング 松岡


Photo from:せなみおんせん

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本日は大阪王将が始めたおもしろいキャンペーンをご紹介します。
先日9月中旬から1週間程度ですが、大阪王将が「ユニフォーム割」を謳ったTVCMを放映しました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
「ユニフォーム割」とは文字通りチームのユニフォームを着て大阪王将に来店すると、お店で割引を受けられるという内容です。スポーツという切り口でキャンペーンを促している点が面白いですよね。

大阪王将の「ユニフォーム割」のねらいは大きく2点あるのではないかと感じます。
1つ目は、中高生の部活動や社会人スポーツの「チーム」をターゲットとして、部活動やチームメイトなど「集団」での来店を促している点ではないでしょうか。
2つ目は、明確な「来店動機」を作る点であるように感じます。
ただ単純に、「期間限定で割引を行っているので、是非ご来店ください」と発信するよりも、「部活動の後やチームの練習の後に、そのまま来店すると割引しますよ!」という発信の方が、より明確に発信することができますよね。
「割引」に加えて、「来店の経緯」まで絞り込んで発信することで、より強い訴求が可能となりました。

大阪王将では現在も「スポーツアイテムプレゼントキャンペーン」を行うなど、「スポーツ」という切り口でプロモーション活動を実施しています。
こうしたおもしろい取り組みが、他店との差別化にも繋がっているのではないでしょうか。
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先日、新潟県と新潟県総合生活協同組合の間で、「地域の見守り活動」で協定を締結したというニュースがありました。締結式の様子が夕方の報道番組などで取り上げられていました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

http://www.niigata.coop/news/828_index.html

この協定では、地域の高齢単身世帯に対して、より密に地域のサポート体制を整えることをめざしています。
新潟県は、総合生協が各世帯に宅配サービスで訪問した際、高齢者の異変がないか見守ることを求め、異変があった際には速やかに各市町村の担当課に連絡することを依頼しています。
近年叫ばれている「買い物弱者」や「単身高齢世帯」の問題解決に向けて、行政と民間が連携して対応しようという意図が伝わります。
地域の高齢者が安心・安全に暮らせる一助になることが期待されますね。

皆さんご存知の通り、総合生協は宅配サービス事業を進め、定期的に商品の宅配を通じて地域の各世帯に訪問しています。
今回の協定で行政と民間が連携することで、「地域の見守り活動」という新しい付加価値がより強固に提供されることになりそうです。

このように、他社との連携を通じて今までにない新しい価値の提供をはじめ、様々な相乗効果を発揮します。
新潟県と総合生協との連携では、「地域の見守り活動」というサービスを提供するうえで、より強固な基盤づくりのきっかけとなったのではないでしょうか。

また、洗濯洗剤やデンタルヘルスケアで有名なライオン株式会社は、タクシー会社と連携して商品の効果的なPRを図っています。
ライオンは子育て中のファミリーに配慮した「子育てタクシー」を実施するタクシー会社と連携し、衣類や布製品用の抗菌・消臭スプレーなどを車内で無料配布しています。
消臭スプレーを無料配布するだけでなく、タクシー1台につき1本のスプレーを車内に設置し、後部座席には商品の小冊子も置いています。

ライオンにとっては、子育て中のファミリーに効率的にPRできるというメリットがある一方、タクシー会社にとってはメインのターゲットとなる子育て家庭層に「商品を無料でプレゼントできる」という新たなサービス提供につながっています。

ご紹介した2つの事例でも分かる通り、お互いにメリットを得られる「win-win」の関係構築が、コラボを成功させる大きなカギとなります。
どちらか一方しかメリットが得られない、もしくはどちらか一方の負担が大きいなど、win-winの関係性が崩れると期待以上の成果はなかなか難しいでしょう。

一社では難しいことも、他社と連携・コラボすることで実現できる可能性が大いに高まります。
お互いの経営資源を補い合い、お互いに良好な関係性を気づくことで、より大きな相乗効果を生むことができるでしょう。
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近年、YouTube・ニコニコ動画・Ustreamなどの動画共有サービスの広がりにより、多くの一般ユーザーが動画の閲覧・配信を楽しめるようになりました。
10年前まで動画を配信するために、月数万円のストリーミングサーバー(動画配信用のサーバー)を借りていたのが嘘のようです。

動画共有サービスの広がりにより、個人・法人を問わず様々なプロモーションが可能となり、ネットで人気のミュージシャンがデビューするという事も珍しくなくなってきました。

そんな中でさらに動画を活用した面白いプロモーションも出てきていますので、今回は2つの事例を紹介したいと思います。

1つめは広島市選挙管理委員会が行った、「フラッシュモブ」を取り入れた参議院選挙のプロモーションです。
フラッシュモブ(Flash mob)とは、インターネットを介して不特定多数の人間が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為であり、今回はfacebookで呼びかけた約100名の一般応募者も参加したそうです。

繁華街の広場で男性が音楽を流しダンスを始めると、遠巻きに見ていた人々が次々と加わり、最終的に150名の参加者が音楽に合わせて踊り、買い物客などを驚かせました。



このフラッシュモブを実際に見た人は少ないと思いますが、動画共有サービスにアップされることで多くのユーザーの目に触れ、クチコミで広がって大きな話題となりました。

2つ目はアメリカ・ミシガン州のグランドラピッズという都市で5000人の住民が出演した「街おこしプロモーションビデオ」です。
発端は2011年1月、Newsweekの「アメリカの死にゆく街」という記事で、グランドラピッズが10位に選ばれた事でした。
すぐにfacebookなどを使って団結した住民は、グランドラピッズの素晴らしさを伝えるために街ぐるみでプロモーションビデオの制作に取り組みました。
そして住民5000人が、ドン・マクリーンの「American Pie」(アメリカンパイ)に合わせてクチパクやパフォーマンスを披露する、約10分のワンカットプロモーションビデオが完成したのです。
この動画は世界中で話題となり、グランドラピッズは大きな注目を集めることに成功しました。



2つとも動画共有サービスによるクチコミを活用して多くのユーザーに知ってもらうきっかけを作りました。
動画活用というとテレビCMや製品動画などが一般的と思われがちですが、人々の共感を得るような動画を作成することで多くのユーザーに広めることが可能となります。


グローカルマーケティング 松岡
130719_fb.jpg本日は、育毛シャンプーが行った少しユニークな広告展開についてご紹介したいと思います。
育毛シャンプーとして有名な「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」ですが、業界では異例の思わぬところに広告を出稿していることで話題になっています。
先日、マーケティングのニュースサイト「Markezine(マーケジン)」でも紹介されていました。実際の広告が以下のURLからご覧になれますので、ご興味のある方は覗いてみてください。

■Markezine HP
http://markezine.jp/article/detail/18120
■ゼロスカルプ 公式HP
http://zero-scalp.jp/

通常、化粧品やシャンプーなどの生活用品は、ドラッグストアや薬局などの店頭PRすることが多いと思いますが、「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」はなんと文具店で広告を出稿しているそうです。

文具店でのペンが並んでいるコーナーに、頭の薄い男性のイラストを並べた「試し書き」を用意し、その脇には“TRY !”の文字と一緒に商品の写真と説明が載っています。
とてもユニークな広告で、多くのメディアやニュースサイト、ソーシャルメディア上でも話題になっています。
多くのシャンプーがドラッグストアに並び店頭でPRされることが多いですが、文具店とコラボしてPRしているのには驚きですよね。

この「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」という商品ですが、見ての通り男性を対象とした商品で、なかでも中高年層がメインターゲットなのではないでしょうか?

ここで文具店を考えてみましょう。
文具店の形態にもよりますが、おそらく日常的に文具を使用するビジネスマンが多く来店することが想定され、そうした層にスポットを当てうまくメッセージを訴求している点が、広告出稿としてとても上手いなと感じます。

「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」は全国規模の商品ですが、今回のような広告展開の例は何も大手企業だけが実践できる手法ではありません。
ちょっとしたアイディアと企画次第で、どのような企業でも大きな波及効果を生むことができるのではないかなと感じます。